セキスイハイムを2022年に建てて、実際に住んでいるみんなの家レビュー編集部のYushiが、セキスイハイムについて詳細に解説いたします。

セキスイハイムは、性能が標準的に高いです。断熱性能、耐震性ともに良好です。何より、工場で建築を済ませてくる、という点で、品質の安定化がかなり保障されているように思います。
工場で家を作るという安心感
普通の工務店や、大手ハウスメーカーでも、建築が始まると、例えば軸組工法ならば家を建てる現地で柱を建てて、くぎを打って、屋根を作って、断熱材を詰めて・・・という工程が行われます。
しかし、セキスイハイムは、それらすべてを現地でなく、工場で行います。
例えば、よくある木造の在来工法だと建築現場はこのような感じです↓

セキスイハイムはこうです(実際にうちを建築した時の写真です)↓

↑工場からトラックで運ばれてきたユニット


↑クレーンでユニットを引き上げて、連結していきます

↑一通りクレーンでユニットを積み重ね終わった後の状態です。
様子が全く違うのがわかるかと思います。工場で大部分を建築し、それを運んできて、クレーンで載せて接合していきます。
クレーンで一気に積み上げるので、基礎だけの状態から、たった一日でここまで完成させてしまいます↓

屋根まで一気に完成された状態まで組み上げるので、建物内部が濡れる心配がありません。
建築内部が濡れない
通常の工法であれば、まだ屋根ができていないので、建築中に雨が降ったら建築物が濡れてしまいますが、セキスイハイムの場合は工場で建ててしまうので、濡れるという心配がありません。
建築物の内部は濡れてしまうと、後々の家の耐久性に影響が出ます。木材や断熱材の腐食など良いことがありません。
もちろん、ほとんどの施工業者は建築中に雨が降ったらきちんとビニールシートをかぶせるなどして雨対策をしますが、やはり工場で組み立てる場合に比べると湿気にあてられたり、雨しぶきが多少なりとも当たってしまう可能性が避けられません。
セキスイハイムはその点、ユニット一つ一つをすべて工場で組み立ててくるので、濡れる心配がなく品質の安定という点で非常に安心感があります。
施工精度について
家の施工精度というのはよく話に上がりますよね。
施工をしっかりしていれば断熱性がよくなり、耐震性その他の性能が改善します。
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しかし、施工精度というのは非常に見えづらい部分で、職人の腕に左右される部分でもあります。
セキスイハイムの場合は、工場で家を生産するため、例えば断熱材を詰める人は、毎日断熱材を詰めるという仕事をしている人、石膏ボードを貼る人は、その工程を毎日行う人ということで、各工程においてそれぞれのスペシャリストが施工する形となります。
一方で、一般的な建築方法の場合、一人の職人が断熱財を詰めたり、屋根の加工をしたり、別の日には床板を貼ったりなどなど、一人の職人がさまざまな種類の工程を行うため、加工精度、各工程の熟練度という点では毎日同じような施工をしているセキスイハイムの職人のほうに軍配が上がるのではないかと思います。
特に通常の施工方法だと、屋根や天井の施工の際に高いところで不安定な姿勢で作業をすることがどうしても多くなってしまいます↓

※画像はイメージです
一方で、セキスイハイムは天井加工などの高所作業も工場で行うため、低い位置で安定した姿勢で行えます。

また大部分の作業が機械化されており、正確精密な加工がおこなわれます。

工場で生産するため、精度が非常に高く失敗が少ない、安心して安定した品質の家を作ってくれるというのは、セキスイハイムの大きな魅力だと思います。
工務店の職人の腕も素晴らしいと思いますが、やはり品質の安定度はセキスイハイムに軍配が上がるのではないかと思います。
耐震性の高いボックスラーメン構造
セキスイハイムの大きな特徴は、鉄骨のボックスラーメン構造を採用しているという点です。

ボックスラーメンというのは、上の図のような、頑丈な直方体のフレームを組み合わせていく工法です。高層ビルにも採用されている頑丈な工法で、通常の在来工法と比較すると大空間、短い工期、高い耐震性、安定した品質管理が可能となります。
ボックスラーメン構造のメリット
耐震性が強く躯体がとにかく頑丈
通常の鉄骨造に比べ、ボックスラーメン構造はさらに頑丈なつくりとなり、耐震性が向上し、外からの衝撃に強い家になります。
品質が安定する
ボックスの長方形のユニットごとに建築して組み合わせられるため、工場で建築することができます。
そのため、品質や施工精度が安定します。
大開口が可能
木造であれば、広い空間の確保が性質上難しくなります。
広い空間を取りたいけど、建物の強度上どうしてもここに柱を入れないといけない…といったことが発生します。
しかし、ボックスラーメンの場合は構造が頑丈なため、長いスパンで柱なしの間取りを実現できます。
ボックスラーメン構造のデメリット
柱が必ず必要

ボックスラーメン構造の構造上、ユニットが集まる部分はどうしても柱が必要になってしまいます。
間取りを考えるときに、「ここは必ず柱が必要です」という場所が一階にも二階にもあったため、柱を感じさせないような間取りに、どうやってするかの検討が必要でした。
うまくクローゼットの位置に柱を持ってくるようにして同化させる、壁の隅の位置に柱がくるようにして同化させる、など工夫が必要です。
断熱性は落ちやすい
これは鉄骨造の運命ではあるのですが、鉄は熱を伝えやすい物質ですので、どうしても室内の熱が外に伝わりやすくなります。
そのため夏の暑さが鉄を伝わって家に入り込んでくる、逆に冬は家の熱が鉄を伝わって外に逃げてしまう、という鉄骨ならではの欠点があります。
また木造の場合は柱などに直接断熱材の打ち付けなどができますが、鉄骨ではそれができず、ボルトなど表面の凸凹があるため気密性の施工がやりづらい面が生じます。
もちろん、セキスイハイムはそれでも高気密、高断熱性ではありますが、やはりどうしても木材よりは材料による分が悪くなってしまいます。
実際、セキスイハイムでも木造住宅のラインナップはあるのですが、同じセキスイハイムでも木造と鉄骨では断熱等級が一つ変わります、木造のほうが温かいです、と建てる当時に言われました。
木造のラインナップ「グランツーユー」もある

セキスイハイムというと鉄骨造のイメージが強いですが、木造住宅のグランツーユーというラインナップもあり、こちらも魅力的な商品になっています。断熱等級6、耐震等級3が標準仕様となっています。
木造も工場生産

鉄骨住宅と同様に、木造住宅もセキスイハイムでは工場生産になります。屋根がある場所で生産され、大型機械の精度と、熟練度の高い職人が作るので品質が安定します。
木造の場合は2×6のモノコック構造
セキスイハイムはグランツーユーの場合、断熱性の高いモノコック構造を採用しています。

従来の在来工法に比べ、モノコック構造は面で支えるため耐震性が高くなります。また、断熱性・気密性も向上します。
モノコック構造のデメリットは、気密性が高すぎるため換気が必要になる点と、リフォームする際に間取りの柔軟性がとりづらい点です。
また、グランツーユーの場合、材料にもこだわっており、通常ツーバイフォーでモノコック構造は作られることが多いのですが、ツーバイシックスで家を作ってくれます。

ツーバイシックスのほうが分厚い壁、分厚い断熱材に覆われた家になるため、断熱性や防音性が改善されます。
ただし、コストが上がるというのがデメリットとなります。
シャッターを無料でつけられる

これは私が建築した2022年当時のことなので現在は違うかもしれませんが、シャッターは無料でつけらるといわれました。
家づくりにおいて、シャッターは断熱性・防犯性を高めてくれる非常に優秀な設備です。
特に冬の夜は、シャッターをおろしておけば、冷たい外気が直接窓に触れることがなくなるため、断熱性が大幅に上がります。
セキスイハイムで建てる場合は、せっかく無料なのですべての窓にシャッターを付けられることをおすすめします。
コンセントも無料でつけ放題

コンセントは、無料でいくらでもつけられということだったので、遠慮なく家のいたるところにコンセントをつけまくりました。
上の写真は我が家ですが、リビングの部屋用のコンセントのすぐ横に、クローゼットの中用のコンセントをつけています。このような贅沢なコンセントの付け方ができています。

たくさん使うところにはこのような四つ口のコンセントもつけています。
クローゼットの中、リビングには10か所以上、廊下にもいたるところに、2階の居室も4隅全個所にコンセントをつけました。
当サイトで口コミを投稿くださる皆様の傾向を見ていると、コンセントの配置や、つけなさすぎで建てた後に後悔したという声をたくさんいただいているのですが、我が家に関しては贅沢にたくさんコンセントをつけさせてもらったので、まったく後悔なく快適に使えています。
コンセントについては有料だったとしても、とにかくたくさんつけた方がいいと思いますが、セキスイハイムの場合は本当に無料なので遠慮なく贅沢につけることができます。
外出先から家の設備をスマホで操作できる
セキスイハイムには、スマートハイムナビという最新鋭のシステムがついています。
スマートハイムナビでは以下のことができます
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- 電気料金・売電額・消費電力・発電量などを日/週/月/年別で見られる
- リアルタイムの消費電力が部屋別・機器別に見れる
- 外出先からエアコンやエコキュート等の各設備操作がスマホでできる
- 宅配ボックスに荷物があることがスマホでわかる
- 家族の帰宅チェックやおやすみチャックがスマホでできる
- 戸締り、施錠を外出先から操作できる
- AIスピーカーがつかえる(「電気付けて」の言葉で電気がつくなど)
などなど・・・。あまりに多機能なので、取りこぼしがあるかもしれません。
スマホの「スマートHMS」のアプリで上記の機能を使うことができます。
↓スマホのアプリ画面

外出先でも子どもが返ったことを確認できたり、帰宅前にエコキュートでお湯をはったりエアコンつけたり、施錠忘れがないかチェックしたり、様々なことがスマホで可能です。
電気代のチェックも、電気機器のON、OFF、エアコンの温度設定まですべてできます。
ただし、スマートハイムナビ対応のエアコンやエコキュート等、設備を購入する必要があります。
あまり我が家では使いこなせてない…
家を購入するときって本当に決めることが多くて、色々決めることが多いし、引っ越しの準備や子供の進学など本当に大変です。
そんな中、スマートハイムナビの細かい設定まではできていませんでした…。
営業さんから、色々な機能がスマートハイムナビで使えるということは聞いていたのですが、忙しさにかまけて、スマートハイムナビ対応の設備選定や、実際のスマホとの連携設定まではやり切れていませんでした。。。
しっかり使いこなすならば、スマートハイムナビに対応させるということを意識して設備も、それ前提に検討し、初期設定などもしっかりとサポートしてもらうことをおすすめします。
きちんと使いこなせば、かなり便利な機能だと思います。
太陽光発電システム

我が家ではセキスイハイムで、オール電化対応、ソーラー発電と蓄電池を対応させています。
ソーラーを導入すると、このようにニチコンのパネルが壁について、ここで今何Kwの電気を使っているのか、発電と売電、充電、すべて見ることができるようになります。
これがあるおかげで、我が家ではかなり節電を意識するようになりました。
また、スマートハイムナビの壁付けパネルで、毎日の電気代もチェックすることができます。

↑こちらは月ごとですが、一日ごとに、何時に何kw使ったというのも見ることができます。
「あ~今日は電気たくさん使っちゃったな」
「よし、今日は節約できたぞ」
といった形で、電気代を意識できるようになり、有効な電力の使い方というものも自然に意識することができて、電気代の節約にとても役に立っていますし、結構楽しいです。
全館空調・快適エアリーについて

↑の写真は快適エアリーの吹き出し口です
セキスイハイムは、全館空調「快適エアリー」を導入することができます。(オプション扱いなので、もちろん通常のエアコンにすることもできます。)
我が家でも快適エアリーを導入しています。
実際使っている感想として、通常のエアコンよりもかなり快適性が高いです。
電気代や設備初期費用よりも快適性を優先したい方には、特におすすめの全館空調設備です。
快適エアリーについてはこちらの記事で詳細に解説しています。





ユニット構造
グランツーユー平屋
総合的には悪くない
レビュー(25件)の要約
※実際の口コミをもとに要点を整理しています
セキスイハイムの口コミでは、「工場生産による品質の安定感・安心感」や断熱性の高さ、ユニット工法に対する耐震性への信頼、大開口の間取りが可能な満足感に対する評価が見られます。
一方で、セキスイハイムと一目見てわかる画一的なデザイン、必ず柱が必要な場所が発生するといったユニット工法特有の制約を指摘する声もあります。
また、価格面では「やや高め」と感じる人も多く、性能や安心感とのバランスで評価が分かれる傾向があります。
総合的には、デザインよりも品質と安定性を重視する現実派の人から高い満足度を得ているメーカーと言えます。