こんにちは、住友林業で新潟市に家を建てた、みんなの家レビュー編集部のKです。
この記事では、住友林業を検討する際に候補にあがったダイワハウスと、比較検討して私が迷ったことや実際に住んでみてどうだったかなど徹底解説します。
ぜひ、参考にしてください。
【施主が比較】ダイワハウスと住友林業はどっちがいい?違いを解説
ハウスメーカー選びにおいて、常に人気の上位を争う住友林業とダイワハウス。
住友林業は「木」のスペシャリストとして卓越したデザイン美を誇り、ダイワハウスは国内最大級の企業規模を背景とした「強靭な鉄骨テクノロジーと大空間」を武器にしています。
木造の最高峰とも言える住友林業と、工業化住宅(プレハブ工法)の雄であるダイワハウス。この2社は家づくりのアプローチが根本から異なるため、「自分たちの理想の暮らしにはどちらがマッチするのか」を見極めるのは容易ではありません。
ここから「住友林業か、ダイワハウスか」という究極の選択に対し、全8つの評価観点(コストパフォーマンス、断熱性、デザイン性、耐震性、間取り、担当営業、防音性、保証・アフターサポート)で徹底的に比較・解説します。
あなたはどっち?住友林業とダイワハウスの選択基準
まずは、あなたがどちらのメーカーに親和性が高いかを一目で見分けるための「ライフスタイル・価値観チェック表」を用意しました。当てはまる項目が多い方が、あなたの理想に近いメーカーです。
住友林業が向いている人のチェックリスト
ダイワハウスが向いている人のチェックリスト
上のチェック表も参考にしてみてください。
また、住友林業やダイワハウスを比較する以前に、見落としがちな地域の工務店にも非常に優秀な会社は多数あるため、よく調べておきたいところです。
大手より安い値段で、よりあなたの希望に沿った家が建てられる工務店があるかもしれません。
地域の工務店を効率よく探す、あるいはダイワハウスと住友林業を比較するうえで、プロの意見を聞くのも一つの手です。
住宅無料相談サービス、NTTデータ運営の「家づくりのとびら」では、プロに話をして提案を出してもらえます。利用して参考にされることも非常におすすめです。
では、両社を比較していきましょう。
徹底比較①:コストパフォーマンス
家づくりにおいて最もシビアな問題が「お金」です。住友林業とダイワハウスはどちらも国内屈指のハイブランドに位置づけられますが、費用の内訳や「何にお金を払うのか」というコストパフォーマンスの構造が異なります。
坪単価と建築総額の目安
現在の建築資材高騰やインフレを反映した、両社のリアルな坪単価および総額の目安は以下の通りです。
| 項目 | 住友林業(BF構法) | ダイワハウス(xevoΣ) |
|---|---|---|
| 平均坪単価の目安 | 100万円〜140万円 | 95万円〜130万円 |
| 本体価格(35坪の場合) | 約3,500万円〜4,900万円 | 約3,325万円〜4,550万円 |
| 建築総額(諸経費・付帯工事込) | 約4,300万円〜5,800万円 | 約4,000万円〜5,400万円 |
総額ベースで見ると、平均的には住友林業の方がやや高価格帯に振れるケースが多い傾向にあります。これは、住友林業の提案が「一品生産の注文住宅」になりやすく、世界の銘木(マホガニー、ウォルナット、チークなど)や複雑な造作家具をオプションで追加していくオーナーが多いためです。
一方のダイワハウス(鉄骨主力:xevoΣ)は、部材を自社工場で精密に大量生産する「工業化住宅(プレハブ工法)」のシステムが確立されているため、超高規格な性能に対してコストのブレを抑えやすいという強みがあります。
※ダイワハウスが展開する最高級木造邸宅「プレミアムグランウッド」や最高峰鉄骨「MARE-希-」などを選択した場合は、坪単価150万円を軽く超える超高級路線となります。
コストパフォーマンスに対する考え方の違い
両社のコスパを評価する場合、「何に対して対価を支払うか」という価値観の整理が必要です。
住友林業のコスパ
支払うコストの多くは「プレミアムな木材」「専任設計士によるオーダーメイドの空間デザイン」「所有する満足度(ステータス)」へと変わります。完成した空間に一歩足を踏み入れたときの、視覚・嗅覚・触覚を満たす心地よさは、金額以上のエモーショナルな価値を感じさせます。
ダイワハウスのコスパ
支払うコストの多くは「強靭な鉄骨(メガフレーム)」「工場生産による狂いのない構造精度」「災害時のレジリエンス(復旧力)」へと変わります。自然災害に対して「絶対に壊れないシェルターを買う」という実利的な安心感に極めて高いコスパを誇ります。
将来の資産価値・ライフサイクルコスト
住み始めてからの固定資産税やメンテナンス費用についても差が生じます。
構造体が鉄骨造である場合、税法上の法定耐用年数が木造(22年)よりも長い(一般的に34年)ため、築後数年間の固定資産税は住友林業よりもダイワハウスの方が高くなる傾向にあります。
しかし、将来的な売却(スムストック制度などを用いた査定)においては、ダイワハウスの強固な鉄骨フレームと、国内最大の売上規模を誇るハウスメーカーというブランドパワーが強力な下支えとなり、高い資産価値を維持しやすいという側面を持っています。
徹底比較②:断熱性・気密性
近年の日本の猛暑や厳冬に対応するため、断熱・気密性能は最重要視されるポイントです。結論から言うと、構造の特性上、断熱性・気密性の担保のしやすさにおいては住友林業(木造)に軍配が上がります。
両社のUA値と構法の違い
断熱性能を示すUA値は、数値が小さいほど熱が逃げにくく高性能であることを意味します。
住友林業:標準UA値 0.4〜0.46(断熱等級6相当)
主要商品である「ビッグフレーム(BF)構法」では、一般的な柱の約5倍の幅を持つビッグコラム(大断面集成材)を使用。木材そのものが持つ熱伝導率の低さに加え、高性能グラスウールを隙間なく充填することで、魔法瓶のような高い断熱性を標準で実現しています。
ダイワハウス(鉄骨・xevoΣ):標準UA値 0.5〜0.55(断熱等級5〜6)
鉄骨造は「ヒートブリッジ(熱橋)」と呼ばれる、鉄骨を通じて外の寒さ・暑さが室内に伝わりやすい弱点を持っています。ダイワハウスはこれを克服するため、構造体の外側と内側からダブルで包み込む「外張り断熱」をいち早く標準化しました。
これにより鉄骨造としては極めて高い断熱性を確保していますが、純木造のトップランナーと比較すると、素材自体の熱伝導率の差により、わずかに数値面で不利になるケースがあります。
※ダイワハウスにも木造商品「xevo GranWood(ジーヴォ グランウッド)」があり、こちらは断熱等級6〜7への対応が非常にスムーズです。ここでは両社の最大特徴である「住友林業の木造」と「ダイワハウスの鉄骨」での比較として捉えてください。
気密性能(C値)の実態
家全体の隙間の量を示すC値は、現場の施工精度に大きく左右されます。
住友林業:実測C値 0.7〜1.0前後
木造軸組をベースにしたBF構法であり、現場で大工が丁寧に気密シートや気密テープを施工するため、高い気密性をマークしやすいです。
ダイワハウス:実測C値 1.5〜2.0前後
鉄骨プレハブは工場で組み立てたフレームを現場でボルト結合する構造上、完全に隙間をゼロにすることが難しく、数値は一歩譲ります。生活上は問題のないレベルですが、高気密を極めたい層には物足りない数値かもしれません。
冬の快適性とエアコン効率
住友林業の冬
床や壁の木質感が冷えを抑え、エアコンを切った後も室温が緩やかに維持されます。足元がヒヤッとしない木造の特性が活きます。
ダイワハウスの冬
外張り断熱により壁体内結露を防ぎつつ温湿度を保ちますが、床下が鉄骨構造の影響を完全に遮断しきれない場合があり、床暖房の併用が強く推奨されます。
徹底比較③:デザイン性
デザイン性における両社のキャラクターは、完全に180度異なると言ってよいでしょう。
住友林業:「本物の木」が織りなす素材美と和モダン
住友林業の最大の武器は、社名が示す通りの「木質感」です。
単に木をたくさん使っているというレベルではなく、床材には世界中から厳選された世界の銘木(チーク、マホガニー、ウォルナット、オークなど)の無垢材や挽板を贅沢に使用できます。
内装デザインの特徴
天井に木を貼る「木質天井」、空間を緩やかに区切る「格子スクリーン」、職人技が光る造作のテレビボードやキャビネットなど、木の表情をファインアートの域まで高めるノウハウを持っています。
外観デザインの特徴
オリジナルモルタル外壁「シーサンドコート」(貝殻や敷石が混ざった独特の風合いを持つ吹き付け外壁)を採用。独特のマットな質感と、深い軒の出によって、圧倒的な気品を放つ邸宅スタイル(和モダン〜ナチュラルモダン)を得意とします。
ダイワハウス:「都会的・ラグジュアリー」な重厚感と機能美
ダイワハウスのデザイン思想は、ニューヨークの高級コンドミニアムや、ホテルのエントランスのような都会的で洗練されたラグジュアリーです。
内装デザインの特徴
後述する天井高を活かし、ガラスや金属、大理石調のタイルといった硬質でモダンな素材を美しく組み合わせるインテリアが得意です。直線的でエッジの効いたミニマルモダンや、ラグジュアリーなホテルライク空間を構築させると、無類の強さを発揮します。
外観デザインの特徴
鉄骨住宅ならではの重厚感が際立ちます。特に主力商品「xevoΣ」に採用される厚さ34mmの割石調外壁「DXウォール」は、一般的なサイディングとは一線を画す深い陰影と彫りの深さを持ち、ガッシリとした堅牢でモダンな邸宅を演出します。
デザイン性で選ぶならどちらか
デザインの結論としては、「手で触れたときの温かみ、自然の経年変化、繊細な格子や木目の美しさ」を愛するなら住友林業の一択です。
逆に、「ガラス・石・タイルが映える、スタイリッシュでホテルライクな大空間、圧倒的な存在感の外観」を求めるならダイワハウスがベストマッチします。
徹底比較④:耐震性・耐久性
日本で家を建てる以上、巨大地震への備えは必須です。この分野において、どちらも最高等級の「耐震等級3」をクリアしていますが、そのアプローチは全く異なります。
ダイワハウス(xevoΣ):揺れを吸収し、何度でも耐える鉄骨の鎧
ダイワハウスの鉄骨住宅は、地震の揺れを「耐える」だけでなく、独自の制震デバイスによって「吸収し、いなす」ことで、建物の致命的な変形を防ぎます。
xevoΣの心臓部である「Σ形デバイス(持続型耐震)」は、地震のエネルギーを受けると、しなやかに折れ曲がるように変形して揺れを吸収し、その後、元の形に復元するという特殊な鉄骨部材です。
これにより、本震だけでなく、その後に続く何度も繰り返す激しい余震に対しても、構造体の初期性能を維持し続けます。
過去の巨大地震において、ダイワハウスの鉄骨住宅は「実質的な構造体の倒壊ゼロ」を誇っており、そのタフさは盤石な信頼性を持っています。
住友林業(BF構法):木造の概念を覆したラーメン構造
木造は鉄骨に比べて地震に弱い、というのは過去の常識です。住友林業のBF構法は、木造でありながらビル建築などで使われる「ラーメン構造(柱と梁を強固に接合する構造)」を日本で初めて木造注文住宅に普及させました。
105mm×560mmという巨大なビッグコラム(木質の太い柱)と、オリジナルの金属金物(メタルタッチ接合)で強固に緊結することで、地震時の建物の変形(ゆがみ)を最小限に抑えます。
東日本大震災を超えるレベルの波を含め、22回もの巨大振動実験を同じ実験棟に繰り返し与えても、構造体の安全性が保たれることを証明しています。
耐震性・耐久性の結論
構造計算上はどちらも「耐震等級3(最高ランク)」ですが、素材としての物性、および何十年後かの経年劣化を考慮に入れた場合、構造の絶対的なタフさでは、やはりダイワハウスの鉄骨システムに一日の長があります。
万が一の際、家自体がシェルターとして機能するレジリエンスを最優先するなら、ダイワハウスにアドバンテージがあります。
住宅メーカーを探していると、営業チラシや電話、メールが一気に増えて、少しうんざりしてしまうことがありますよね。
私自身も、むやみに住宅展示場へ行ったり、ネットで一括カタログ請求をした結果、大量のDM・メール・電話が来て、かなり面倒に感じたことがあります。
今思えば、最初からある程度候補を絞ってから検討すればよかったと思います。
家づくりでは、できるだけ多くの会社を知ることも大切です。ただ、やみくもに資料請求や展示場めぐりをすると、その後の営業対応が負担になることもあります。
そのため、自分だけで探すのが大変な場合は、住宅のプロに相談して、ある程度候補を絞ってもらったうえで比較するのも一つの方法です。
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徹底比較⑤:間取りの自由度
間取りの自由度においては、両者ともに柱のない大空間を得意としていますが、その空間の広げ方のベクトルが「縦(高さ)」か「横(広さ)」かで明確に分かれます。
ダイワハウス:天井高2m72cmが生む縦の開放感
一般のハウスメーカーの標準的な天井高は2m40cm前後ですが、ダイワハウスはそれより30cm以上高いため、空間の容積が格段に増します。
また、強靭な鉄骨フレームにより、柱なしで最大巾(スパン)7m10cmの大開口・大空間をつくることができます。
さらに、天井高と同じ高さのサッシをそのまま配置できるため、窓の上の垂れ壁がなく、外の景色がそのまま天井とつながるダイナミックな視覚効果を得られます。
住友林業:360度、視線を操る水平の開放感
住友林業のBF構法も、木造でありながら鉄骨並みの最大巾7m10cmの柱なし空間をつくる能力を持っています。
しかし、住友林業の設計思想は「ただ天井を高くする」ことではありません。リビングの床と外のウッドデッキの段差をなくし、さらに天井の木目をそのまま外の軒天へと連続させることで、「視線が水平にどこまでも抜けていく開放感」を得意としています。
また、工業化されたダイワハウスの鉄骨に比べ、住友林業の木造は現場での加工や細かな寸法の調整に融通が利きます。斜めになった敷地や、10cm単位で部屋の広さを削り出したい狭小地においては、住友林業の方が敷地を限界まで活かしきれる柔軟性を持っています。
徹底比較⑥:担当営業・設計士の提案力
注文住宅の満足度を左右する最大の要因が「人(担当者)」です。
住友林業:専任設計士が最初から同席する家づくり
住友林業の営業・設計体制は、ハウスメーカーの中でも最も高く評価されているポイントの一つです。契約前の比較的早い段階から、営業担当だけでなく専任の建築士(設計担当)が必ず打ち合わせに同席します。
さらにインテリアコーディネーター、生産担当(施工管理)、造園(緑化)のプロが1つのチームを結成します。
住友林業の設計士は、良い意味でハウスメーカーの枠に収まらない、アトリエ系設計事務所のような尖った提案をしてくることで有名です。
施主のライフスタイルを深くヒアリングし、敷地の光の入り方、風の通り道、庭の樹木の配置まで計算し尽くした「あなただけの1邸」をデッサンから描き起こしてくれます。設計の自由度や間取りを考えるワクワク感を最も味わえるメーカーと言えます。
ダイワハウス:Team-xevoが支える合理的なプロジェクト
ダイワハウスは、営業、設計、施工、アフターまでがシステムとして完璧に機能する「合理的で盤石な組織力」が強みです。
ダイワハウスの誇る専門家集団Team-xevo(チーム・ジーヴォ)には、社内の厳しいデザイン・設計基準をクリアしたトップ建築士「ハウジングマイスター」が在籍し、高級邸宅や難易度の高い案件をサポートします。
また、大和ハウス工業は商業ビルや物流倉庫、賃貸マンションなども手掛ける国内トップの巨大ゼネコン的企業であるため、営業さんのビジネス戦闘力が非常に高いです。土地探し、住宅ローンの複雑な審査、税金対策、あるいは二世帯住宅における親族間の調整など、実務面において抜群の突破力と頼もしさを発揮してくれます。
徹底比較⑦:防音性・遮音性
防音性能は、住み始めてからのストレス(子供の足音、外の交通騒音、夜間の生活音)に直結します。結論から言うと、この分野はダイワハウスが優勢となります。
音を遮る「遮音性能」は、物理的に「材料が重ければ重いほど音を通さない(質量則)」という原則があります。
住友林業(木造)の防音性
木造は素材自体が軽いため、鉄骨やコンクリートに比べると、どうしても音が透過しやすい性質を持っています。
もちろん上下階の間に遮音マットや制振ゴム、分厚い石膏ボードを何重にも重ねることで対策(標準でZEH基準以上の遮音性)をしていますが、足音の「ドスン」という低音の遮断には限界があります。
ダイワハウス(鉄骨造)の防音性
鉄骨造は構造体全体の重量が重く部材の密度が高いため、外部からの高音をシャットアウトする能力が木造より根本的に高いです。
さらに、ダイワハウスが独自に開発した快適防音室「音の自由区」は業界内で極めて高い評価を得ており、ピアノ演奏やホームシアター、テレワーク用の静かな環境をリーズナブルに組み込むことができます。
住宅メーカー探しって、本当に大変ですよね。
仕事や家事育児の合間を縫って、家族で住宅展示場を回り、地域の工務店の資料を取り寄せ、モデルハウスにも足を運ぶ。
休日も家づくりの予定で埋まって、ぐったりしてしまうこともあります。
私自身も、あの時期は本当に忙しかったです。それなのに、家を建てたあとで「こんな良さそうな地元工務店もあったのか」と知り、検討に入れておけばよかったと感じたこともありました。
今思えば、住宅相談サービスをもっと早く知っていればよかったと思います。
最初からプロに希望条件を整理してもらい、自分に合う住宅会社をある程度絞っておけば、無駄な比較や見学を減らし、優良工務店を見逃さず候補に入れられたかもしれません。
間取りやデザインを考える時間も、もっと取れたと思います。
自力で住宅会社を探すのには、限界があります。
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徹底比較⑧:保証・アフターサポート
両社ともに業界トップクラスの「最長60年保証」を掲げていますが、メンテナンスフリー期間においてダイワハウスが頭一つ抜けています。
保証内容の比較一覧
| 項目 | 住友林業 | ダイワハウス(xevoΣの場合) |
|---|---|---|
| 構造躯体の初期保証 | 30年間 | 30年間(商品により最大40年) |
| 防水の初期保証 | 30年間 | 30年間 |
| 最長延長保証 | 60年間(維持保全プログラムによる) | 60年間(初期30年+以降10年毎有償) |
| 点検プログラム | 3か月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年(以降60年まで5年毎) | 1か月、6か月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、30年(以降60年まで5年毎) |
ダイワハウス:初期保証30年と防水性能
ダイワハウスの「xevoΣ」は、構造躯体(柱や梁)および雨水の浸入を防ぐ防水に関して、初期保証で30年を確約しています(仕様によっては構造最大40年保証)。
特筆すべきは、耐久性の高いオリジナル外壁の組み合わせにより、「最初の30年間、外壁の塗り替えや防水シートの全面刷新といった大規模な有償メンテナンス工事が原則不要」という点です。維持費の観点から非常に大きなアドバンテージです。
住友林業:30年目の集中メンテナンス
住友林業も同様に初期保証30年(構造・防水)を提供していますが、30年目に住友林業が指定する有償の耐久メンテナンス工事(外壁の再塗装や防水処理など)を行うことで、保証を最長60年まで延長することができます。
木造としては驚異的な長期保証ですが、30年目の節目にまとまったメンテナンス費用が発生することを資金計画に入れておく必要があります。
企業の永続性という安心感
ハウスメーカーの保証は「その会社が存続していること」が大前提です。
ダイワハウスは連結売上高5兆円超のメガ企業、住友林業も400年以上の歴史を持つ住友グループの中核企業です。両社ともに、「建てた後に会社がなくなって保証が失われる」という心配が最も不要な2社と言えます。
住友林業とダイワハウスの比較まとめ
これまでの全8観点の比較をまとめました。
- コスパ:引き分け。情緒の住友林業(高級銘木・造作)、実利のダイワハウス(工場生産による品質安定)。
- 断熱・気密:住友林業。木造の気密・断熱の底力が光る。
- デザイン:好み。オーガニックな和モダンの住友林業か、ホテルライクな都会的モダンのダイワハウスか。
- 耐震・耐久:ダイワハウス。不変の鉄骨構造のタフさ。Σ形デバイスによる持続型耐震。
- 間取り:引き分け。水平に抜ける視線の住友林業、天井高2m72cm・大空間のダイワハウス。
- 担当・提案:住友林業。契約前から専任建築士が同席し、注文住宅を創り上げる楽しさがある。
- 防音・遮音:ダイワハウス。構造体の重量による遮音と、「音の自由区」の圧倒的テクノロジー。
- 保証・アフター:ダイワハウス。最初の30年間メンテナンスフリーという割り切りが強力。
家づくりを始めようと思っても、最初は何から手をつければいいのか分かりにくいですよね。
土地探しから始めるべきなのか、住宅展示場に行くべきなのか、まず予算を決めるべきなのか。調べれば調べるほど情報が多くて、かえって迷ってしまうこともあります。
私自身も、最初は「とりあえず展示場に行けばいいのかな」と思って動き始めましたが、今振り返ると、もう少し先に希望条件や予算感を整理しておけばよかったと感じています。
家づくりでは、最初の動き方を間違えると、必要以上にたくさんの会社を回ったり、自分に合わないメーカーの話を聞き続けたりして、時間も体力も使ってしまいます。
まだ何から始めればいいか分からない段階なら、住宅のプロに相談して、予算・エリア・希望条件を整理するところから始めるのも一つの方法です。
7月29日本日、NTTデータの「家づくりのとびら」は無料で利用できます。家づくりを何から始めればいいか迷っている方は、活用してみるのもおすすめです。
住友林業に実際に住んでみて思うこと
カタログや営業さんの言葉ではなく、実際に住み始めて数年が経過した今だからこそ分かる「住友林業の家」のリアルな真実をお伝えします。
裸足で暮らす幸せは、引き渡し後もずっと続いている
検討中、展示場で「無垢床はいいですよ」と耳にタコができるほど言われましたが、実際の快適性は想像以上でした。
我が家はLDKにウォールナットの無垢挽板を採用したのですが、夏の時期に素足で歩いても全くベタつかず、サラサラとした質感が本当に心地よいです。
冬場も、鉄骨のマンションに住んでいた頃のような床が氷のように冷え切るという感覚がありません。木そのものが持つ独自の温かみのおかげで、床暖房を入れていないエリアでも、スリッパなしで快適に過ごせています。
家全体がかすかに木の香りがする贅沢
友人や親戚が我が家に遊びに来ると、玄関を開けた瞬間に必ず「すごく木のいい匂いがするね!」と言われます。
住んでいる自分たちは鼻が慣れてしまっている部分もありますが、旅行から帰ってきたときや、朝起きてLDKに降りてきた瞬間に、ふっとお寺や高級旅館にいるような落ち着く香りに包まれるのを感じます。
この視覚だけでなく嗅覚でもリラックスできる空間は、木をベースにした住友林業ならではの特権だと実感しています。
軒の出とシーサンドコートがもたらす外観の満足度
我が家は1m近く軒を出した平屋スタイル(一部2階建て)に、外壁はシーサンドコートを採用しました。これが大正解でした。
夏の強い直射日光は深い軒が遮ってくれるため、室内の温度上昇を抑えられます。逆に冬は、太陽高度が低いため光が奥まで差し込み、リビングを優しく暖めてくれます。
吹き付け外壁のシーサンドコートは、太陽の光が当たる角度によって、中の貝殻や雲母がキラキラと上品に輝き、時間帯によって全く違う表情を見せてくれます。
近所を散歩して我が家を遠くから眺めるたびに、「やっぱり住友林業で建ててよかったな」と、未だに高い所有満足度に浸ることができます。
実際に住んで感じたデメリット・想定外だったこと
大満足している我が家ですが、最大の後悔ポイントは「トイレの音の伝わり方」でした。
間取りの検討段階では、図面上で「リビングのメインスペースから少し回り込んだ位置にトイレを配置しているから、視線も遮られるし、プライバシーは問題ないだろう」と判断していました。
しかし、実際に生活がスタートしてみると、図面の上だけでは決して分からなかった「音のリアル」に直面することになりました。
特に夜間など、リビングでテレビの音を小さくして家族で静かに過ごしている時間帯に、誰かがトイレに入ると、水を流す音やペーパーを巻き取る音がリビングのダイニングテーブル付近まで思った以上にクリアに響いてしまうのです。
家族間であっても、来客時であればなおさら、使う側もリビングにいる側も、お互いに少し気まずい思いをしてしまう瞬間があります。
打ち合わせの段階では、間取りの立体的な広さや収納の容量、窓の景色ばかりに気を取られてしまい、「音のシミュレーション」までは完全に頭が回っていませんでした。
また、天井が高く広々とした住宅展示場では、常に心地よいBGMが流れているため、こうした静かな空間での「音の響き方」にはなかなか気づくことができません。
ぜひ、設計中の図面の上に指を置き、「夜、家族がここに座っているとき、トイレの音がどう聞こえるか」というリアルな生活シーンを想像してみてください。
ダイワハウスを回って、私がリアルに悩んだこと
住宅メーカー選定時、私はダイワハウスを比較対象として、何度も展示場や構造見学会に足を運びました。当時、私がどのような思考プロセスで悩んでいたのかを明かします。
2m72cmの天井高を見たときの衝撃と葛藤
ダイワハウスの展示場(xevoΣ)に入った瞬間、最初に感じたのは「圧倒的な空間のボリューム感」でした。
提示された2m72cmの開放感は別格で、リビングに立ったときの頭上の抜け感が信じられないほど広く、さらに窓サッシが天井までぴったり届いているデザインは、まるで高級ホテルのロビーのようでした。
「この圧倒的な大空間を毎日味わえるなら、鉄骨にするべきか」と、かなり心が揺らぎました。
Σ形デバイスの安心感と、木造への漠然とした不安
検討当時、巨大地震への不安を強く持っていた私にとって、ダイワハウスの「過去の震災での倒壊ゼロ」の実績はこれ以上ない説得力がありました。
一方、住友林業のBF構法も「耐震等級3で鉄骨並み」と説明されましたが、「いくら太い柱を使っているとはいえ、何十年も経ったら木が腐ったり、シロアリにやられたりして強度が落ちるのではないか?」という木造特有の漠然とした不安が拭えませんでした。
この「絶対的な構造の安心感(ダイワハウス)」と「素材としての好みの心地よさ(住友林業)」の天秤が、最も頭を悩ませたポイントです。
私が最終的にダイワハウスを選ばなかった理由
これほど魅力的な一方で、なぜ私はダイワハウスではなく住友林業にハンコを押したのか。理由は大きく3つありました。
ホテルライクな格好良さより、家にいるときの落ち着きを選んだ
ダイワハウスの空間は確かに「うわ、すごい!」と感動するのですが、どこかビジネスライクというか、洗練されすぎていて自分たちがリラックスしてゴロゴロしている姿が想像しにくかったのです。
逆に、住友林業の展示場で床に座り、木製格子越しに中庭の緑を眺めたとき、「ああ、毎日この空間で、お茶を飲みながらホッとしたいな」と、自分たちのライフスタイル(地べたに座る、和モダンが好き)に合うのは住友林業だと確信しました。
営業さんのスタンスの違い
ダイワハウスの営業さんは非常に優秀でスピード感もありましたが、良くも悪くも「ビジネスの商談」というプレッシャーをわずかに感じてしまいました。
対する住友林業は、契約前にもかかわらず設計士さんが同席し、私たちの拙い理想をその場で美しい手描きの間取り図に起こしてくれました。その姿勢に私自身の心が動かされたという側面が大きいです。
鉄骨特有の冷えに対する懸念
ダイワハウスは外張り断熱で鉄骨の弱点を克服していると熱弁されましたが、構造見学会で冬の建築現場を見に行った際、やはりむき出しの鉄骨フレームに触ると、指が痛くなるほど冷たかったのです。
もちろん完成すれば断熱材で覆われますが、素材そのものが熱を奪いやすい鉄骨よりも、素材そのものが断熱材に近い木造の方が、寒がりの妻や私にとって、将来的なエアコンの効きや足元の快適性において安心できると判断しました。
住友林業とダイワハウス、どちらを選ぶべきか
あなたが最終的にどちらのハンコを押すべきか、結論は以下の通りです。
住友林業を選ぶべき人
毎日仕事から帰ってきたとき、本物の木の香りに癒やされ、裸足で無垢フローリングの質感を踏みしめたい人。そして、設計士と対話を重ねながら、敷地の個性を120%活かした、世界にたった一つの「作品」のような美しい家を創り上げたい人。
ダイワハウスを選ぶべき人
「家は家族の命を守る最大のシェルターである」と考え、大地震が来ても絶対にびくともしない鉄骨の安心感を最優先したい人。そして、2m72cmの高天井がもたらす圧倒的な開放感の中で、スタイリッシュな大空間リビングや、本格的なホームシアター・防音室をスマートに実現したい人。
迷っている人への最終アドバイス
私は最終的に住友林業を選び、その選択に1ミリの後悔もありません。しかし、もし私が「大空間のモダンなリビングが欲しい」「災害に対して100%の安心感を買いたい」という価値観を持っていたら、間違いなくダイワハウスを選んでいたはずです。
両社を回る際は、ぜひ以下のステップを試してみてください。
ダイワハウスでは「上」を見る
天井高2m72cmがもたらす、縦方向の圧倒的な開放感と、鉄骨だからこそできる柱のない大空間を体感してください。
住友林業では「下」を見る
スリッパを脱がせてもらい、床材の肌触り、木の質感、地べたに座ったときに見える「水平方向の視線の抜け(軒天へのつながり)」を体感してください。
一生に一度の大きな買い物です。あなたの家族が感じた「あ、心地いいな」という直感こそが、後悔しない家づくりの最も正しい答えです。
どちらか迷って決められない方は、一度、プロの意見を参考にされるのもおすすめです。NTTの家づくりのとびらというサービスでは、無料でプロに相談して、意見を聞けるので、そちらもぜひ利用してみてください。
あなたの家づくりが、素晴らしいものになることを心から応援しています。
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