こんにちは、2018年に新潟県で、住友林業で家を建てたみんなの家レビュー編集部のKと申します。
今回記事を書くにあたって、住友林業と一条工務店を比較して迷ったことや、両者の比較を実際に建てた立場からお伝えしたいと思います。
また、2026年6月、記事を書くために改めて展示場に行って、下調べをしてからこちらを書いていますので、2026年時点で最新の情報となっていますので、ご安心ください。
一条工務店と住友林業を徹底比較!
ハウスメーカー選びにおいて、常に人気トップ層に君臨する「住友林業」と「一条工務店」。どちらも日本を代表する大手メーカーですが、その家づくりのアプローチは「意匠性(木質感・自由度)」と「機能性(数値・省エネ)」という対極に位置します。
特に、冬の厳しい寒さ、夏の高い湿度、そして年間を通じて曇雨天や降雪が多い「新潟県新潟市」という地域特有の気候で建てる場合、どちらの強みがよりライフスタイルに合致するかが極めて重要になります。
本記事ではコスパ、断熱性、デザイン性など8つの評価観点と新潟特有の気候対策を網羅し、徹底的に比較・解説します。
比較に入る前に。住友林業や一条工務店を比較する以前に、地域の工務店にも非常に優秀な会社は多数あります。大手より安い値段で、よりあなたの希望に沿った家が建てられる可能性も見捨てないでください。
地域の工務店を効率よく探す、あるいは住林と一条を比較するうえで、プロの意見を聞くのも一つの手です。家づくりのとびらというNTTの無料相談サービスでは、プロに話をして意見を出してもらえますので、そちらの利用して参考にされることも非常におすすめです。
それでは、比較に入っていきましょう。
1. コスパ
初期投資は最高峰だが時を経て価値が増す「住友林業」 vs 圧倒的な標準仕様で建築後の生活費を浮かす「一条工務店」
住友林業:初期投資は最高峰、経年美価という資産価値
住友林業の坪単価は、2026年現在の目安として約90万〜130万円以上(建築条件や木材の選定によりそれ以上も一般的)と、ハウスメーカーの中でも最高峰の価格帯に属します。初期費用という点だけで見ればコスパが高いとは言えません。しかし、住友林業のコスパは時が経つほどに価値や美しさが増すという経年美価の概念にあります。標準仕様で採用される高級銘木(ウォルナット、チーク、マホガニー等)の床材や、耐久性の高い外壁材(シーサンドコートやLS30仕様のサイディング)は、メンテナンス周期を長くし、将来的な修繕コストを抑える設計になっています。
一条工務店:「家は、性能。」を具現化する驚異の標準仕様
一条工務店の坪単価は約80万〜110万円(主力商品の「i-smart」や高級ライン「グラン・スマート」の場合)。住友林業と比較すると一見やや抑えめに見えますが、近年は資材高騰もあり大手鉄骨メーカー並みの価格帯に近づいています。しかし、一条工務店のコスパの真髄は「圧倒的な標準仕様の充実度」にあります。全館高性能床暖房、トリプル樹脂サッシ、自社生産のハイドロテクトタイル外壁、大容量太陽光パネル(平均12kW)&蓄電池(約7.04kWh)。これらがオプションではなく、ほぼ標準(または一括の高性能パッケージ)で坪単価に含まれているため、契約後の見積もりの変化が非常に少ないのが特徴です。
新潟市での視点
新潟市は冬の暖房費、夏の冷房費の負担が大きい地域です。一条工務店は、超高断熱による「入居後の電気代の圧倒的な安さ」でコストを回収する電気代直結型のコスパを誇ります。一方の住友林業は、初期費用は張るものの、新潟の街並みに調和する高い資産価値を持った家を維持できるという「所有の満足度」を含めたコスパと言えます。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店の「太陽光も床暖房もタイルもコミコミ」という見積もりは、正直非常に魅力的でした。「住友林業だとここからさらに無垢床や提案工事(オプション)で何百万円上がるんだろう…」と胃が痛くなったのを覚えています。また、「よりメンテナンスコストの低いタイル外壁の方が上なのでは?」という疑問も生まれました。コストパフォーマンスの高さで知られる一条工務店の「ハイドロテクトタイル」と比較した場合、純粋なランニングコストや維持の手間では一条工務店に軍配が上がります。一条工務店のタイル外壁は、紫外線による劣化がなく半永久的に塗り替えが不要なため、30年目にかかる費用は目地(シーリング)の補修程度(約50万〜70万円)に抑えられます。一方で、住友林業の「LS30仕様」は30年間の耐久性を誇るものの、シーサンドコートやサイディングである以上、30年目のタイミングで外壁全体の再塗装(約100万〜150万円)が必要になります。
入居後
確かに初期費用は高かったですが、毎日足に触れる本物の床の質感や、我が家のためだけに考え抜かれた空間を見ると、全く後悔はありません。時計や革製品のように「育っていく家」に投資したんだ、と日々コスパを再定義しています。
2. 断熱・気密性
独自の360°断熱で全基準をクリアする「住友林業」 vs 業界トップクラスのUA値・C値で冬の寒さを完全にシャットアウトする「一条工務店」
住友林業:「360°TRIPLE断熱」で全地域・新ZEH基準クリア
木造は寒いという昔のイメージは完全に払拭されています。住友林業では独自の「360°TRIPLE断熱(構造材:熱を伝えにくい「木(ビッグフレーム(BF)構法による太い柱)」断熱材:高性能グラスウール24K(高密度品)を105mm厚で壁内に隙間なく充填窓:アルゴンガス入りLow-E複層ガラス(アルミ樹脂複合または樹脂フレーム))」を採用。これにより、標準仕様で断熱等性能等級5〜6を確保しており、オプションで最高等級の「断熱等級7」への対応も可能です。木特有の調湿作用と組み合わせでまろやかな暖かさを実現します。
一条工務店:業界を牽引する超気密・超断熱「断熱王」
断熱・気密の数値において、一条工務店は日本のハウスメーカーで文句なしのトップランナーです。「外内ダブル断熱構法」を採用し、高性能ウレタンフォームを内側(140mm)と外側(50mm)の両方からサンドイッチするように家全体を包み込みます。窓には「クリプトンガス入り高性能トリプル樹脂サッシ」を標準採用。この圧倒的な気密・断熱性があるからこそ、「エアコン1台で家中快適」、「冬でも床暖房だけで裸足・Tシャツ生活」が可能になります。
新潟市での視点
新潟市は「省エネ地域区分」の5地域(一部4地域)に該当します。激しい豪雪地帯ほどの極寒ではないものの、冬は断続的に冷たい北西の季節風が吹き、夏はフェーン現象で40℃近くまで気温が上がることがあります。一条工務店の超高気密・超断熱は、この「寒暖差と強風」を完全にシャットアウトします。特に冬場、冷え切った廊下や脱衣所がなく、家中が均一に暖かい(ヒートショックの心配がない)という点では、一条工務店に軍配が上がります。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
新潟の冬を考えると、一条工務店の「全館床暖房・真冬に裸足生活」の誘惑は凄まじかったです。住友林業のグラスウールに対して「本当に寒くないですか?」と一条工務店の営業さんに突っ込まれ、かなり揺らぎました。
入居後
住友林業でも全く寒くありません。エアコンと床暖房(LDKのみ)の併用ですが、BF構法の木そのものの蓄熱性なのか、一度温まると室温が下がりにくいです。ただ正直に言うと、床暖房を入れていない廊下やトイレに入った瞬間は「あ、一条工務店ならここも暖かいんだろうな」と頭をよぎる瞬間はあります(笑)。
住宅メーカーを探していると、営業チラシや電話、メールが一気に増えて、少しうんざりしてしまうことがありますよね。
私自身も、むやみに住宅展示場へ行ったり、ネットで一括カタログ請求をした結果、大量のDM・メール・電話が来て、かなり面倒に感じたことがあります。
今思えば、最初からある程度候補を絞ってから検討すればよかったと思います。
家づくりでは、できるだけ多くの会社を知ることも大切です。ただ、やみくもに資料請求や展示場めぐりをすると、その後の営業対応が負担になることもあります。
そのため、自分だけで探すのが大変な場合は、住宅のプロに相談して、ある程度候補を絞ってもらったうえで比較するのも一つの方法です。
営業連絡をできるだけ減らしながら、効率よく住宅会社を探したい方は、NTTデータの「家づくりのとびら」を活用するのもおすすめです。
自宅からオンラインで相談できるので、住宅展示場を何件も回る前に、希望条件を整理したい方にも便利です。7月28日本日、無料で利用できます。
3. デザイン性(外観・内観・木質感)
建築士と創り上げる極上の木質感と邸宅美「住友林業」 vs 機能美を追求したシステムデザイン「一条工務店」
住友林業:お抱えデザイナーと創る「本物の木質感」と「美しい邸宅」
デザイン性において、住友林業は業界最高峰の評価を得ています。最大の特徴は、世界の銘木を贅沢に使用した床材やウッドタイル、現しの梁など、視覚・触覚で感じる「圧倒的な木質感」です。外観は、オリジナルのモルタル外壁「シーサンドコート」による上品な塗り壁調、あるいは「SATOCHI」などの和モダンから洗練された都会的モダンまで自由自在。専属の設計士(建築士)とインテリアコーディネーターがチームを組み、一邸ごとに土地の光や風を読んだ美しい空間を提案します。
一条工務店:性能特化ゆえの「一条ルール」とシステムデザイン
一条工務店のデザインは、非常に機能的で整然としています。近年は「グラン・スマート」や「グラン・セゾン」の登場により、グレージュタイルの外観やスマートキッチン, 石目調のアクセントなど、モダンで高級感のある内装が選べるようになりました。しかし、高品質な部材を自社グループ工場で大量生産(内製化率約80%)することでコストを下げているため、選べる設備や建具のバリエーション(メーカー)に制限があります。また、性能(耐震・断熱)を担保するために窓の大きさや耐力壁の位置に制約が生じる、いわゆる「一条ルール」が存在するため、他社製のおしゃれな海外キッチンを入れたい、完全な格子状のデザインにしたいといった尖ったこだわりを通すのは難しい側面があります。
新潟市での視点
新潟市は歴史ある港町であり、古くからの旧家や落ち着いた住宅街も多く存在します。周辺環境に馴染みつつも、一目で「上質な家」と分かる佇まいや、新潟の美しい四季の移り変わりをリビングの大きな窓(大開口)から借景として取り込むような意匠設計は、住友林業が得意の極みとするところです。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店の展示場は洗練されていましたが、どのお宅の施工事例を見ても「あ、一条工務店の家だ」と分かってしまう既視感があり、そこがどうしても引っかかりました。一方で住友林業の展示場に一歩足を踏み入れた時の、あの五感に訴えかけてくる木の香りと洗練された空間デザインに一目惚れしてしまい、これが決定打になりました。
入居後
帰宅して玄関を開けた瞬間、未だに「あぁ、良い家だな」と感じます。無垢床のサラサラした足触りは、梅雨時期の新潟のベタつく湿気の中でも健在。友人を招いたときも、まず間違いなく「木のデザインがすごい」と褒められます。
4. 耐震性
BF構法で大開口と最高等級を両立する「住友林業」 vs 2×6ツインモノコック構造で面から守る「一条工務店」
住友林業:BF構法で大開口と耐震等級3を両立
大開口と耐震性を両立する住友林業の代名詞が、日本初の木質梁勝ちラーメン構造である「BF構法」です。一般的な柱(105mm角)の約5.2倍の幅を持つ「ビッグコラム(105×560mm)」を使用し、独自の金属平金物で強固に接合します。この構法により、東日本大震災クラスの揺れや、今後想定される巨大地震の繰り返しに耐える実大振動実験をクリア。柱や壁を最小限に抑えられるため、耐震等級3(最高等級)を担保したまま、構造的な制約を受けずに大空間を創り出すことができます。
一条工務店:ツインモノコック構造(2×6)による面での強さ
一条工務店は、壁・床・天井を一体化させた「外内ダブル断熱構法(ツインモノコック構造=2×6工法ベース)」を採用しています。地震の力を「点」ではなく「面」で受け止めて分散させるため、構造自体が極めて強固です。一条工務店も当然、全棟で耐震等級3を標準取得。また、近年多発する巨大地震を見据え、標準の耐震基準のさらに上を行く「超耐震」仕様の提案や、業界に先駆けて開発した「耐水害住宅(浸水対策)」など、自然災害全般に対する備えに非常に力を入れています。
新潟市での視点
新潟県は過去に「新潟地震(1964年)」や「新潟県中越地震(2004年)」、そして記憶に新しい「令和6年能登半島地震(2024年)」でも強い揺れや液状化現象を経験している、非常に防災意識の高い地域です。両社ともに耐震性はトップクラスですが、新潟市特有の砂丘地帯やゼロメートル地帯など、地盤が緩い地域で建てる場合、どちらのメーカーも事前の地盤調査と補強を徹底して行うため、どちらを選んでも構造的な不安は極めて低いと言えます。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店の「実大振動実験の回数」や「耐水害住宅」の実験映像を見せられた時は、「災害に対してここまでするのか」と圧倒的な安心感を覚えました。住友林業もBF構法で強いのは分かっていましたが、一条工務店の「頑丈なシェルター感」にはロマンがありました。
入居後
最近の大きめの余震の際も、住林の家は「みしり」とも言わず、揺れの吸収が早くて驚きました。大開口の窓を作ったので少し心配していましたが、BF構法の太い柱がしっかり支えてくれている安心感があり、今では全く不安はありません。
5. 間取り・自由度
柱のない大空間リビングが自由自在な「住友林業」 vs 性能担保のための合理的な「一条ルール」を持つ「一条工務店」
住友林業:仕切りのない大空間「ビッグリビング」が自由自在
BF構法の恩恵を最も受けるのが間取りの自由度です。通し柱や耐力壁の位置に縛られにくいため、以下のような大胆な間取りが可能になります。横幅最大7.1mの大開口サッシ(柱なしで庭とつながる大空間)、天井高2.5m(標準)〜最大2.8m、さらに折り上げ天井やスロープシーリング将来的なリフォームで、壁をぶち抜いて部屋を広げることも容易。「開放的なリビングをつくりたい」、「変形地や狭小地だけど、間取りでカバーしたい」という要望への対応力は圧倒的です。
一条工務店:性能を最優先した規則正しい空間設計
一条工務店は、工場で壁パネルに断熱材やサッシ、さらには外壁タイルまで貼り付けた状態で現場に搬入・組み立てを行う「ユニット工法・パネル工法」の要素が強いため、間取りの自由度は住友林業に比べると制限されます。「ここに大きな窓をつけたい」→「耐震・断熱基準を満たさないため不可」、「リビングをL字型に広く抜きたい」→「構造上、ここに柱(またはタレ壁)が必要です」といった、いわゆる「一条ルール」の制限を受けやすくなります。ただし、パズルのように効率的で無駄のない、生活動線に優れた間取り(回遊動線や効率的な収納配置)のノウハウは非常に洗練されています。
新潟市での視点
新潟の冬は日照時間が短く、空がどんよりと曇りがちです。住友林業の「大開口サッシ」や「吹き抜け」を活かした設計は、限られた冬の自然光を最大限に室内の奥まで採り込むことができます。一方、一条工務店は「吹き抜けをつくっても、全館床暖房のおかげで上下の温度差が全く生まれない」という強みがあるため、「寒さを気にせず大胆な吹き抜けリビングをつくりたい」という夢を性能面からバックアップしてくれます。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店で間取りプランを書いてもらった際、「構造上、ここに壁が必要です」と言われた部分が、自分が理想としていた開放感を邪魔していてガッカリした記憶があります。住友林業は最初の図面から「これがやりたかった」という大空間を提案してくれました。
入居後
リビングに設けた大開口サッシは大正解でした。新潟の冬は本当に空が暗いですが、窓が大きいおかげで部屋の奥まで光が入り、引きこもりがちな冬でも開放的に過ごせています。
6. 担当営業・サポート体制
提案力に秀でたチームコンサル体制の「住友林業」 vs データとロジックで性能を証明する「一条工務店」
住友林業:提案力に秀でたチーム体制と高いコンサルティング力
住友林業の営業担当は、富裕層やこだわり派の施主を相手にすることが多いため、総じてビジネスマナーや提案力、ローン・税制の知識レベルが高い傾向にあります。また、契約前の段階から一級建築士である「設計担当」が同席し、三者で打ち合わせを進めることが多いため、施主の意図がダイレクトに図面に反映されやすい体制が整っています。
一条工務店:性能への絶対的自信とロジカルな営業スタイル
一条工務店の営業担当は、自社の「性能」に対する誇りとデータ(数値)をベースにした、非常にロジカルで説得力のある説明スタイルが特徴です。体験型施設や工場見学への案内が徹底しており、施主自身が「なぜ一条工務店の家が良いのか」を納得した上で契約に進むシステムが確立されています。意匠的な提案力というよりは、「いかに快適で、いかに光熱費を浮かせられるか」という実利的なアドバイスに長けています。
新潟市での視点
新潟市内の各総合住宅展示場に両社とも大規模なモデルハウスを展開しています。住友林業は「展示場仕様=オプション満載で現実離れしている」と言われることがありますが、木の質感の確認には最適です。逆に一条工務店は「モデルハウスの仕様の9割が標準仕様」を公言しているため、新潟の展示場で体感した暖かさや設備のサイズ感が、そのまま自分の家になるとイメージしやすいというメリットがあります。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店の営業さんはタブレットを駆使して「電気代がこれだけ安くなります」と数値で攻めてきて、理系の自分にはすごく刺さりました。ただ、住友林業の営業さんと設計士さんが、他愛ない雑談から「こういう暮らしがしたいんですよね」と、目の前でサラサラと理想の図面を描いてくれた時のワクワク感には勝てませんでした。
入居後
住友林業のチームは引き渡し後も関係が良好です。あの時、ただの「箱としての性能」を買うのではなく、「自分たちの理想の暮らしを一緒に作ってくれる人」を選んで良かったと実感しています。
住宅メーカー探しって、本当に大変ですよね。
仕事や家事育児の合間を縫って、家族で住宅展示場を回り、地域の工務店の資料を取り寄せ、モデルハウスにも足を運ぶ。
休日も家づくりの予定で埋まって、ぐったりしてしまうこともあります。
私自身も、あの時期は本当に忙しかったです。それなのに、家を建てたあとで「こんな良さそうな地元工務店もあったのか」と知り、検討に入れておけばよかったと感じたこともありました。
今思えば、住宅相談サービスをもっと早く知っていればよかったと思います。
最初からプロに希望条件を整理してもらい、自分に合う住宅会社をある程度絞っておけば、無駄な比較や見学を減らし、優良工務店を見逃さず候補に入れられたかもしれません。
間取りやデザインを考える時間も、もっと取れたと思います。
自力で住宅会社を探すのには、限界があります。
失敗を減らし、効率よく探したい方は、住宅相談サービス、NTTデータの「家づくりのとびら」を活用するのも一つの方法です。7月28日本日、無料で利用できます。
7. 防音性・遮音性
木の柔らかな吸音で室内音響が良い「住友林業」 vs 驚異の気密性で外の騒音を無音化する「一条工務店」
住友林業:マルチバリア外壁と木造特有の柔らかな吸音
住友林業の家は、外壁の厚みと高密度グラスウール、それから複層ガラスにより、外からの騒音を大きく低減します。木造住宅のメリットとして、室内の音がキンキンと反響しにくく、木が音を適度に吸収・拡散するため、シアタールームやピアノの演奏、あるいは家族の声が心地よく響くという「音響的な心地よさ」があります。
一条工務店:圧倒的な気密性がもたらす「無音」に近い静寂性
防音性の基本は「隙間をなくすこと(気密性)」です。異次元の気密性を誇る一条工務店の家は、屋外からの音(車の走行音、雨の音、風の音)を文字通りシャットアウトします。さらに、標準のトリプルガラスは防犯フィルムをラミネートした合わせガラス(一部)になっており、これが遮音性をさらに引き上げています。ただ注意点として、屋外からの音が聞こえないレベルで静かすぎる反面、「家の中の音が反響しやすい」という特性があります。気密性が高すぎる上に、全館床暖房のために部屋のドアの下に数センチの隙間があるため、1階のリビングのテレビの音や話し声が、吹き抜けを通じて2階の寝室まで筒抜けになる、といった防音面でのデメリットを指摘する施主の声も少なくありません。
新潟市での視点
新潟市内で、交通量の多い幹線道路や、西区・東区などの市街地、あるいは北風が激しく窓を叩く沿岸エリアに建てる場合、一条工務店の「外の嵐や騒音に気づかないほどの静寂性」は、夜の快適な睡眠を約束してくれます。内部の音の響きに関しては、間取りの工夫(寝室とリビング・トイレを離す、防音ドアにする等)で対策が必要です。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店の体験棟に入った際、外をトラックが通っても本当に「無音」で驚きました。ただ、夜中に家族がトイレに行く音や、1階のテレビの音が2階に結構響くな…とも感じていました。
入居後
住友林業の我が家も、新潟特有の冬の激しい暴風雨の音がほとんど気にならないくらい静かです。室内は木が音を吸ってくれるのか、子供たちがリビングで騒いでもキンキン響かず、まろやかな音環境で満足しています。
8. 保証・アフターサポート
最長60年のロングライフプログラム「住友林業」 vs アプリ連動で自社一貫スピード対応の「一条工務店」
住友林業:最長60年の維持構造「ロングライフプログラム」
住友林業は、初期保証として構造躯体・防水ともに30年間の長期保証を提供しています。その後、10年ごとの有料メンテナンス(住友林業ホームテックによる施工)を受けることで、最長60年まで保証を延長することが可能です。また、30年目までの点検費用は無料となっており、業界内でもトップクラスの手厚いアフターサポート体制(24時間365日受付のコールセンターなど)を誇ります。
一条工務店:30年長期保証と自社一貫のスピード対応
一条工務店も、構造躯体については初期保証30年(防水などは10年または15年、10年・20年目の有償メンテナンスを受けることで30年まで延長)を設けています。一条工務店の特徴は、アフターケアを専用のスマホアプリ「一条工務店 アプリ」で一元管理している点です。不具合があった場合、アプリから写真を送るだけで、自社メンテナンス部門やパーツ工場から迅速に手配が行われるデジタルで効率的なシステムが組まれています。
新潟市での視点
新潟市には日本海からの潮風による塩害や、冬の融雪剤(塩化カルシウム)による車や建物のサビ・劣化が懸念されるエリアがあります。住友林業の吹付外壁(シーサンドコート等)や一条工務店のハイドロテクトタイルは、どちらも非常に耐久性が高く、雨で汚れを落とすセルフクリーニング機能を持っているため、新潟の過酷な屋外環境でも外観の美しさを長く保ち、メンテナンス費用を抑えることができます。
施主が振り返る検討時&入居後のリアル
検討時
一条工務店のアフターサポート用アプリを見せてもらった時、「消耗品の購入も不具合の連絡もこれ一つで完結するなんて、今どきで便利だな」と感心しました。この点を比べると住友林業はどちらかというと「何かあればコールセンターかホームテック(子会社)へ連絡」という昔ながらの王道スタイルに見えました。
入居後
住友林業の対応も非常に早いです。定期点検だけでなく、ちょっとした建具の調整なども、連絡するとすぐにホームテックのスタッフが飛んできてくれます。デジタルな手軽さも良いですが、最終的には「人の手で丁寧に診てもらえる」という安心感に満足しています。
総括:どちらを選ぶべきか?
新潟市での家づくりにおいては、最終的な決断の指標はここに集約されます。
住友林業を選ぶべき人
「新潟のどんよりした冬でも、大きな窓から光を採り入れ、大好きな木の質感に囲まれて、デザインと間取りに一切妥協せず『暮らしの質』を最大化したい人」
一条工務店を選ぶべき人
「デザインの制限にはある程度目を瞑り、新潟の厳しい寒さや夏の酷暑を完全に無効化する『絶対的な快適性と圧倒的な省エネ数値』をロジカルに手に入れたい人」
私は最終的に「デザインと木質感、そして設計士さんとの家づくり」にロマンを求めて住友林業を選び、その選択に大満足しています。
しかし、もし私が「何よりも寒がりで、1円でも光熱費を浮かせたい効率主義」だったら、間違いなく一条工務店にしていたでしょう。
双方の展示場へ足を運び、ぜひそれぞれの「空気感」と「木質感」を体感してみてください。
また、どちらか迷って決められない方は、一度、プロの意見を参考にされるのもおすすめです。NTTの家づくりのとびらというサービスでは、無料でプロに相談して、意見を聞けるので、そちらもぜひ利用してみてください。
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