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軽量鉄骨の家は音漏れしやすい?防音性を左右する5つのポイント

軽量鉄骨 防音性

こんにちは!みんなの家レビュー編集部、一級建築士の『しま』です。2023年に自宅を新築し、現在は家族と快適なマイホーム生活を楽しんでいます♪

一戸建てを建てるとき、周囲の生活音を気にせず過ごしたい、集中して在宅ワークができる部屋がほしい!と考える方も多いのではないでしょうか。

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そんな快適な家づくりで、意識しておきたいポイントのひとつが『防音』です。

軽量鉄骨造の家づくりを検討している方のなかには、「外の音はどれくらい聞こえる?」「家の中の音が外に漏れてうるさいかな?」と気になっている方も多いのではないかと思います。

実は、軽量鉄骨造の防音性は、構造の特徴による問題だけではなく、壁や窓などにどんなものを選んだのかによっても違ってきます。

この記事では、軽量鉄骨造の戸建て住宅に注目して、防音性の特徴や木造住宅との違い、防音性をアップさせるポイントなどをわかりやすく解説します!

ちなみに、筆者は家づくりの際、まず何となく住宅展示場に行って、知ってる住宅メーカーの話を聞いて会社を決めてしまいました。

建てたあとから、地元に見落とした優良工務店が多くあることを知りました。

建てた家も悪くないけど、もっと安く、自分の希望に叶ったやり方もあったなぁと後悔。

特に最初、自分で住宅会社に行ってしまったため、予算や土地の話などお世話になってしまい、営業トークに乗せられ断りづらくなりました。先に相談しておけばよかった…。

私のような失敗をしないよう、モデルハウスに行く前に、無料住宅相談サービスで自分に合った会社を提案して絞ってもらうのがおすすめです。

相談サービスは色々ありますが、元住宅メーカー営業経験者のプロの方が対応してくれるので、「家づくりのとびら」が最もおすすめです。

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軽量鉄骨造と木造はどちらが防音性に優れている?

軽量鉄骨造と木造の違いとは

軽量鉄骨造と木造の違いは、簡単に言えば建物を支える骨組みの材料の違いです。

軽量鉄骨造は、鋼材(厚さ6mm未満の鉄)を使って骨組みをつくる構造です。鋼材は工場で生産されるので部材ごとのばらつきがなく、精度の高い家を作りやすいことが魅力です。

木造は、文字通り木材を使って骨組み(柱、梁など)をつくる、構造です。木材自体が湿気を吸ったり吐いたりしてくれる性質があり、建築コストが抑えられるのも魅力です。

鉄は丈夫でしっかりとした印象があるため、軽量鉄骨造は木造よりも音が伝わりにくいのでは‥?と考える人も多いと思います。

しかし、建物を支える骨組みの違いだけで防音性の良さが決まるわけではなく、単純に比較するのは難しいです。

なぜ構造だけで防音性を比較できないの?

防音性は、外壁や室内の壁、窓、床などがどんな材料で作られているのかによって大きく違ってきます。

例えば、

「壁の中にはどんな断熱材や防音材を入れているの?」

「窓にはどのようなガラスや建具を選んでいるの?」

など、家をつくり上げる部材で音の伝わり方は変わります。

また、音の伝わり方にはテレビの音や話し声などのように「空気の振動」で伝わるものや、足音や物を落とした音などの「床や壁の振動」により伝わってくるものなど、種類があります。

そのため、軽量鉄骨造と木造のどちらが防音性が高いのかは、構造だけではなかなか判断できません。

防音性を高めるには、骨組みの構造だけではなく、壁や窓、床などの部材にも注目してください。

軽量鉄骨住宅の防音性を左右する5つの要素

構造形式や骨組みの違い

軽量鉄骨造にはさまざまなつくり方(工法)があります。住宅会社によって採用している工法も異なります。

軽量鉄骨造の工法は、

  • 現場で柱と梁の接合部をボルトで繋ぎ、ブレースと呼ばれる斜めの材料を柱と柱の間にとりつける軸組工法
  • 柱と梁の接合部を溶接してハコを作り積み木のように組み立てていくユニット工法

この2つがよく挙げられます。

どちらが防音性に優れているか、気になるところだと思いますが、実は工法だけで防音性に大きな差が出ることはありません。

どちらかと言うとユニット工法の方が隙間ができにくいことから防音的には有利に働くとは思いますが、各社とも研究をして防音対策はしているので実際、工法による差というよりはほとんどその他の要因(壁や床の材料など)で防音性が変わるイメージです。

そのため、ここは参考程度にしておいて大丈夫です。

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外壁・間仕切り壁の構成と防音材

外壁編

外の車の音や話し声が家の中まで聞こえるかどうかは、「外壁をどのような材料で作っているのか」という点が大きく関係します。

よくある住宅の外壁は、外側から順に以下のようになっています。

  • サイディングなどの外壁材(外から見えている部分)
  • 透湿防水シート
  • 構造用合板
  • 断熱材
  • せっこうボード
  • 壁紙

(上記は建築予定地域や住宅会社で異なります)

となっています。ミルフィーユみたいですよね。

このミルフィーユのような層があることで音や熱を遮断することができます。

さらに防音性を上げたい場合は、遮音ボードを採用する、厚みの違うせっこうボードを組み合わせる、外壁材にALCパネルを採用する、などの対策があります。

内側の構造で防音性を上げる方法

遮音ボード

普通のせっこうボードに金属の粉を混ぜ合わせたり、ゴムのような特殊なシートを混ぜたり貼り合わせたりして外からの音を跳ね返す(遮音)ような特徴を持ったボード。

普通のせっこうボードよりもコストがかかるので、音が気になる部屋だけこのボードを採用してもいいかもしれませんね。

厚みの違うせっこうボードを組み合わせる

厚さの違うボードを重ねることで、共振のタイミングをずらすことができ、コインシデンス効果の軽減ができることがあります。(対策の一例です。これだけで対策が完ぺき!というわけではありません。)

※コインシデンス効果とは
壁のボードと音の波が共鳴してしまい、特定の音だけが壁を通り抜けてしまう現象。同じ素材の板だと、厚みによって共鳴周波数が変わる。

外壁材にALCパネルを採用

ALCパネルの内部には気泡が含まれており、その気泡が音を吸収してくれることもあって一般的に遮音性が高くなりやすいです。
※パネルの厚さや重量、壁全体の構成にもよって変わります。

ただし、よく使われている窯業系サイディングに比べるとどうしても単価が高くなるので初期コストはかかります。

その分地震に強かったり耐久性が高かったりとメリットもありますので、担当の建築士さんと相談してメリット、デメリットをよく検討して採用しましょう。

しま家の防音性対策は

しま家は田舎の住宅街に建築したので、そこまで外の騒音を気にせず、上記で紹介したよくある外壁を採用しています。

細かく書くと、以下のとおりになっています(外側から順に書いています)

  • 窯業系サイディング
  • 透湿防水シート
  • 構造用合板 厚さ9mm
  • 断熱材 厚さ81mm
  • 室内側石膏ボード 厚さ12.5mm

思惑どおり、そこまで外の音も気にならないですが、外で近所の子どもが遊んでいたらかわいい声はしっかり聞こえてきます。

ご近所マダムの井戸端会議程度なら全く聞こえないです!

車の走行音も気にならず、宅配トラックなどが通る時は静かに過ごしているとエンジン音で気がつくレベルです。(5m先の角を曲がる際の「左に曲がります〜」などの音はさすがに聞こえます)

家づくりでは、間取りや設備など「この提案が本当にベストなのか」で迷うことがあります。

筆者が家づくりをしたとき、間取りでひと悶着がありました。

住宅メーカーS社で検討を進め、間取りも作ってもらったのですが、別の会社の人にその間取りを確認してもらったら、たくさんのダメ出しがあり、もっと良い間取りが出てきました。

それをS社にもっていったら、S社担当者も気合を入れて間取りを再検討し、さらなる良い間取りになりました。

間取りに限らず、設備や素材など、家づくりって、素人には「これが本当にベストなのか」が分からないんですよね。

特に『住宅会社決め』は中立な立場のプロでないとセカンドオピニオンが出せません。

住宅相談サービスはもう使われてますか?もしまだなら、会社選びや会社決めに対し中立な立場で提案をもらえるので、利用をおすすめします。

自分で選ぶよりも、もっとあなたに最適な、住宅会社に出会えるかもしれません。

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室内の壁編

室内に使われるのは一般的にせっこうボード(厚さ12.5mm)が多いです。

しま家もそうですが、しゃべる声などがそこまではっきり気になるようなことはないです。
ただし、壁を叩けば音は結構響きます。
(子どもを寝かしつけしている時に、夫が隣の部屋の電気のスイッチを軽く叩きながら消す音が響いてプチストレスです‥)

とはいえ、家の壁全てを防音対策するとコストがかかりすぎます。

在宅ワークをする部屋など、ある程度静かな環境にしたい部屋があるなら、その部屋のみ遮音パネルや防音シートを採用するようにしてもいいですね。

また、大事なのは「壁だけ防音対策してもダメな場合もある」ということ。
壁だけでなく、床や天井、ドア、窓など、音が伝わる経路も考えて対策することが大切です。

床・天井の構造

2階建ての家では、2階で物を落とした音や子どもの足音などが1階に響いて伝わることがよくあります。

こうした音は、空気を通じて伝わる音よりも、床や建物の振動によって伝わる音の方が聞こえ方に大きく関係してきます。
そのため、床材だけでなく、床の下地や天井の構造などにも注意が必要です。

特に、子どもが走る足音などが気になる部屋がある場合、床の防音対策についても確認しておくと安心です。

具体的な対策としては床や天井の二重化、遮音マットや遮音ボードの設置、吸音材の設置などがあります。

遮音マット

ゴム製のマットで、床材の下に敷きこんで音を吸収するものです。ボードにすでに貼り付けてある、パネルタイプのものもあります。

遮音ボード

壁編でも説明したとおり、音を通さないように特殊な加工がされた板材です。

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吸音材の設置

上記のマット、ボードのさらに下に設置する吸音ウールなどの素材で、発生した音を吸収してくれます。

ちなみにしま家は子どもの足音などは特に気にならないので特に対策はしていません。
子どもの足音も人生の中のたった数年の話、楽しんでやろうじゃないか!という考え方です。(参考にならずすみません‥)

窓・サッシの遮音性能

外から入ってくる音が気になる場合、一番注目したいのが窓です。

外壁はある程度標準仕様でも、よほど大きな道路に面していたり空港が近かったりと騒音が特に気になる場所でなければ大丈夫な場合が多いと思いますが、窓はとにかく音も熱も入ってくる穴だと思ってください。

窓の防音性は、ガラスの種類や厚さ、サッシ(ガラスの周りの枠の部分)の気密性などによって変わります。

開閉できるようにするため、サッシの周りはどうしても隙間ができます。その隙間を縫うように音が室内に侵入してくるので、サッシ周りの気密性は防音対策にも関係してきます。

また、複層ガラス(ガラスとガラスの間にガスなどを入れた空気層があるもの)を採用することで、音を軽減できる場合があります。

ただし、複層ガラスは本来断熱・遮熱を目的とした商品です。そのため必ず防音性が高いというわけではありません。ガラスの組み合わせや窓全体の性能をしっかり確認して採用しましょう。

防音ガラスといった防音に特化した商品もあるので、どうしても気になる部屋があれば担当者に相談してみましょう。

また、寒冷地でよく使用されるトリプルガラス(ガラスが3枚)の場合ガラス枚数が多くなる分、物理的に重くなってしまうので採用する際にはモデルハウスなどで一度窓の開閉を体験しておくことをオススメします。
※ガラスの厚さや組み合わせ、サッシの気密性にもよるので、トリプルガラスなら全て防音性が高いというわけではありません!

しま家の場合は?

しま家は複層ガラス(2層)を採用しています。

リビングの大きな窓は日当たりも確保できて快適かつ、車の音も外壁の項目で説明した通りあまり気にならないのでここは満足しています!

とはいえ防音を目的に採用したというよりは、暑い夏を乗り切るため、という目的の方がメインです。(四国のほぼ南国みたいな地域在住)

間取りと部屋の配置

実は個人的にオススメなのが間取りの工夫をすることです。

例えば、寝室とリビングが隣り合っていると、テレビの音や家族の話し声が気になるので1階と2階に分けて配置する、道路に面した場所に寝室を設けると外の音が気になることがあるので、道路から距離を取るなど、暮らし方に合わせて工夫ができます。

主寝室と子ども室などが隣り合う場合にオススメなのが、「部屋と部屋の間に収納を配置する」方法です。収納がクッションとなってくれて隣の部屋の音が聞こえにくくなります。

これならあまりコストをかけなくても気になる音に対しての対策ができるのでオススメです。

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しま家の場合

洗面浴室トイレを1階の北側に集めて、その上には上階を作っていないので、排水の音が寝室や仕事部屋に響かないようになっています。

また、1階には2階のトイレの排水が通っている部分がありますが、そこにはリビング収納が配置されているのでリビングにいても音が気になることはありません!

ただ、どうしてもリビングに階段を配置したくて採用しましたが、リビングでの声が2階の寝室や仕事部屋にも響きます‥

間取りには満足していますが、稀に仕事部屋にこもっている時には少し気になります。

とはいえ今のところ家族みんな日中のほとんどを1階リビングで過ごすので、すごく困ったから対策をしないと!というようなことはないです。
が、分かってはいたものの少し失敗したなぁと感じている部分です。

まとめ|軽量鉄骨の防音性は構造と仕様を確認しよう

軽量鉄骨造の防音性は、様々な要因で変わってきます。

軽量鉄骨だから高い、木造だから低いと単純に比較できるものではありません。

ブレース工法やユニット工法などの構造の違いや、外壁や室内の壁、床、窓の仕様、間取りなど、いろいろな要素が音の伝わり方に関係します。

家づくりでは、「とにかく静かな家にしたい」といった漠然とした思いから一歩踏み込んで「寝室は車の音を防いで静かに眠りたい」「仕事部屋には生活音が響かないようにしたい」など、気になる音を具体的にピックアップしてみましょう。

そのうえで、住宅会社の担当者に相談すれば、予算や希望に合わせた対策を検討しやすくなります!

防音性だけを重視するのではなく、コストや断熱性、暮らしの動線などのバランスも考えながら、自分たちの生活に合ったステキなお家をつくっていきましょう!

家づくりは決めることが多すぎて、凄く大変ですよね。筆者も土地、住宅メーカー、設備、間取りと大変でした。

あるアンケート調査では、注文住宅で建てた人の7割の人(筆者もですw)は失敗や後悔と答えたそうです。

後悔した方が知りたかった内容は、

  • 間取り・設計のセカンドオピニオン:53.7%
  • 複数社を中立的に比較・紹介するサービス:31.7%

だったそうです(筆者もすごく同感です)。

ちなみに、あなたは住宅相談サービスは使っていますか?もしまだなら、上記二つとも丁寧に対応してくれるので利用をおすすめします。

どこかの住宅会社に行くよりも、先にまずは相談すると、後悔や失敗、余計な手間も減らせます。

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